私が開院した理由
私が開院した理由
来院者さんとお話ししていると時々、
「どうして、整体の仕事を始められたんですか? 」と聞かれることがあります。
そういうことに興味を持ってくださるのは、うれしいことです。
せっかくですから、ここに私が整体院を始めた理由をまとめておきたいと思います。
よろしければお読みください。
小さい頃から体が弱い子でした
私は小さい頃から、よく熱を出して寝込むことが多い子でした。
普段は元気活発で、運動も得意だったのですが、体だけは弱くて、継続的に病院に通ったり入院や手術も何度か経験しました。
不思議なもので熱を出すのは、たいてい土曜日の晩とか、連休に入る前の日の晩とか、すぐ病院に行けない時に限って病気をする厄介な子でした(汗)。
成人してからも様々な不調で、なにかと病院のお世話になっていました。
体の不調が仕事にも支障をきたし、通院するために早退や休みをもらうこともありました。
やがて、病気や健康に向き合う、自分の中の意識が少しずつ変化してきて
これではいけない、いい加減こんな自分の身体を何とかしなければと決意し、
「どうすれば人は健康になれるのか?」を真剣に勉強し始めました。
その結果わかったことは、
病気や体の不調の原因は、自分自身が作っており、それらはすべて自分が無知なるがゆえにそのような結果を招いていたということです。
生まれつきなどの特殊なケースを除き
身体の不調の多くは、日々の生活習慣
(食事・冷え・姿勢と身体の使い方・呼吸・心や感情・環境毒)が原因であり、それらの正しい知識を身に付ければ、たいていは防げるものだと知りました。
生まれ育った環境や、育ててくれた親の知識不足は仕方ないとして、それ以外の誤った私自身の生き方・考え方など、今の私なら防ぐことが出来た過去のあやまち数知れず…。
今でこそ心身ともに健康であるための方法や多くの知識を得ましたが、ここに至るまでは長かったです。
腰痛と病院・治療院に苦しめられる日々
私は高校生になった頃から原因のわからない腰痛が出始め、さまざまな治療院に行きましたがまったく治りませんでした。
整形外科やペインクリニック、整体院・指圧マッサージ・整骨院・鍼灸院・カイロプラクティック・自力で治す腰痛セミナー・その他あらゆるところへ行きました。
通えば通うほど、治るどころか前より悪くなっていると感じることも…。
しかも治らないだけではなく
× 不誠実な対応をする医師や治療家
× 言葉や態度が傲慢でぶしつけで、上から目線でものを言う医師や治療家
× 本気で目の前の患者を、何とかしてやろうという気概が感じられない医師や治療家
× そもそも腰痛を治す技術を持っているとは思えない病院・治療院
病院・治療院を渡り歩くなかで、私の心が傷つけられることもあり、やるせない思いと不信感がどんどん増してゆくのでした。
自分で治せる方法はないかと、腰痛に関する書籍を読み、必死で勉強もしました。
腰痛解消グッズなどもたくさん買いました。
他、自宅でも使える機会器具にもお金をたくさん使いました。
莫大な費用と時間と労力を費やしてきましたが、腰痛が治ることもないまま、気が付けば腰痛が出始めてから20年が過ぎていました。
本物の整体法との出会い、そして整体院を開院
そんなある日、インターネットで偶然見つけた整体院のホームページ。
そちらの整体法は、それまでに私が腰痛に関する勉強してきた中で、確信していた理論と非常に近いものでした。
つまり身体の不調には脳が関与しており、脳から改善アプローチを行うという整体理論です。
早速私は、その整体院に施術を受けに行きました。
すると驚いたことに、初回の施術から今までに経験したことのない身体の変化を体感し「ここはこれまでの治療院とは違う」と感じました。
その後も続けて施術を受けに通い、過去1度も改善されなかったこの腰痛が軽減しているのを実感して、
「間違いない、ようやく本物に出会った」と大きな感動を覚えたのでした。
20年の年月を経てついに出会った本物の整体法
感動した私は、その先生から世の中には身体の痛み苦しみで困っている人が星の数ほどいること
しかし、きちんと痛みを取れる技術を持っている治療院が少なすぎること
などなど、さまざまなお話しをお伺いするうちに、私はこの素晴らしい整体法で自分の身体は自分でケアし、また私と同じように身体の痛みに苦しむ人を楽にしてあげたいと思うに至り、この整体技術を学ぶことにしました。
それから数年間の勉強と施術経験を重ね、多くの方の温かいご支援のもと、整体院を開院することが出来ました。
長きに渡る自分自身の辛い腰痛経験とたくさんの治療院めぐりの経験。
その当時は、こんなに辛いことはないと悲観していましたが、それも整体師となった今では、とてもありがたい経験をさせて頂いたと感謝の気持ちに変わっています。
まるでオセロがひっくり返って、一気に黒から白に変わるように…。
一人の腰痛患者として20年間味わってきた悲喜こもごもの経験を、これから自分の整体院に活かしていきながら、私と同じようなつらい思い、嫌な思いをする人が一人でも減らせるよう、誠心誠意まごころを尽くし、また高い技術を提供し続けるべく、精進努力に邁進していきたいと思っています。
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⇒ 私が開院した理由 詳細編
(さらに詳しく長文にしたためました。お時間のある方のみどうぞ)