肩こりの予防法
肩こりの予防法
姿勢を良くする
人間の頭はたいへん重く、女性で4~5㎏。男性で5~6㎏あります。
仮に5㎏だとして、良い姿勢で身体の中心に頭が乗っかっていたら5㎏の重さです。
しかし前屈みになると、首にかかる実質荷重は10㎏にも20㎏にも増えます。
この重い頭を支えるために首や肩、背中に大変な負担がかかるわけです。
こんな状態で長時間過ごしたら、首・肩・背中は悲鳴をあげます。
常に良い姿勢が無理なら、1時間に1回ごとに立ち上がって、
身体を動かしたり歩いたりして、身体の歪みと筋肉のアンバランスな
使い方をリセットしましょう。
★正しい姿勢とは?
自分でチェックする方法は、鏡でカラダを横から見て、
「耳の穴」
↓
「肩の中央」
↓
「股関節の中央」
↓
「ひざの中央」
↓
「くるぶし」
を結んだ線が、一直線であればOKです。
身体を動かして、血の巡りを良くする
いくら良い姿勢といっても、同じ姿勢を続けていると身体は疲れます。
時々、肩を回したり身体を捻ったりして、血の巡りを良くしましょう。
★動かすときのヒント
<肩をまわす>
単純に肩を回すのではなく
胸をはる、脇を伸ばす、背中(肩甲骨の内側)を伸ばす
などを意識して回しましょう。
<身体をねじる>
座った姿勢から肘を後ろに引いて、振り返るようにすると、しっかり身体が捻れます。
筋肉の疲労が取れるだけでなく、ウエストも引き締り、背骨も真っすぐになります。
※筋肉を伸ばす、捻るというのは、疲労をとる意味でとても大切です。
半身浴で血液の巡りを良くする
お腹から下だけをぬるめのお湯(38~40度)に、出来れば20分以上ゆっくりつかりましよう。
上半身や腕は湯船につからないようにし、頭寒足熱の状態にします。
さらに入浴中にストレッチをすると効果的です。
身体の芯まで充分に温まると血行が良くなり、硬縮した筋肉も緩みやすくなります。
湯船の中で腕を外方向に回転させたり、手首・足首をよく回しましょう。
自然治癒力や自己免疫力を高める入浴法として「温冷浴」があります。
まず身体を充分温めるために、適度な湯温のお湯に10分ほどつかります。
その後1分間ほど冷水のシャワーを浴びます。
今度は1分間ほど湯船につかります。
これを7回くらい繰り返し、最後に湯冷めをしないよう充分に身体を温めてからあがります。
※健康な人は冷水シャワーを最後にして、そのままお風呂をあがった方がさらに効果が高められます。
◎最適な入浴法というのは、人それぞれの体質やその時の身体の状態により変わってきます。
単純に「これが正しいやり方です」ではありませんので、詳しくは施術時にご相談ください。
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